胸好きゾーン

池袋駅から少し歩いた先にある、こぢんまりとしたラブホテル。平日昼間の静かな廊下を歩きながら、私は緊張した手をぎゅっと握りしめていた。

「はじめまして、あやかです……今日、よろしくお願いします……♡」

彼は私を見るなり、少し驚いたような顔をした。童顔のせいか、「本当に風俗嬢なの?」って顔をされるのは慣れてる。でも、その顔を見るたびに、少しだけ優越感を感じるのも事実。

シャワーを済ませて、ベッドの上に並んで座ると、彼の視線が私の太ももに釘付けになった。

「…可愛い…なんか、彼女と一緒にいるみたいだね」

その言葉に、思わず顔が熱くなる。風俗の仕事なのに、彼女扱いされると、心のどこかがくすぐったくなる。

「……じゃあ、彼女っぽく、してあげよっか……?」

ベッドに押し倒して、そっと彼の耳元で囁くと、彼の身体がビクンと反応した。

ゆっくりと服を脱がせ、指先で彼の胸をなぞりながら、唇を這わせていく。彼の呼吸が荒くなるたびに、私の中も熱くなっていく。

舌を絡めて、唾液を分け合うようなキス。手のひらで彼のものを優しく包むと、もうビクビクと震えていた。

「我慢しなくていいよ……中、欲しいんでしょ?」

そっと腰を沈めて、自分から彼を受け入れる。ゆっくりと、奥まで。

「…あぁっ……♡ すごい、奥、当たってる……♡」

濡れた音が部屋に響き、私の喘ぎ声がだんだん大きくなっていく。何度も腰を打ちつけるたびに、彼の顔が蕩けていくのが分かる。

「彼女とするより、気持ちいいでしょ……? もう風俗、やめられなくなるよ……♡」

最後は中に熱いものをいっぱい注がれて、彼は私の胸に顔を埋めた。

「こんな彼女気分、味わってみたくない?」
池袋、今日も待ってるから──